子どもの頃、親や先生などから「自分を尊重すれば、周りも尊重してくれるようになる」と言われた人は多いでしょう。しかし、それを真剣に受け止めた人は少ないかもしれません。実際、そのとおりなのです。自分を尊重できなければ、周りに尊重を求めることも難しくなります。では、自尊心とは何でしょうか。何よりも、長所も短所も含めて自分の性格を心から愛し、受け入れることです。自分を十分に尊重できていないと感じるなら、次のヒントが役立ちます。
実生活における自尊心
優れた才能や実績があるのに、自分を低く評価する人もいます。反対に、その分野の専門家ではなくても、自尊感情が過剰に高く、自分を尊重している人もいます。このことから、自尊心は現実の能力や実績をそのまま表すものではないとわかります。自尊心の状態を知るために、次の3つの質問に答えてみてください。
- 自信がないと感じることが多い。
- 批判を否定的に受け止める。
- 侮辱に言い返すより、黙っているほうが楽だ。
これらの質問に「はい」と答えた場合、自分を尊重できていないということです。「いいえ」と答えた場合は、その反対です。より正確に知りたい場合は、心理テスト「自己肯定感は高い?」を受けてみましょう。
考え方の見直し
まずは自尊感情を見直す必要があります。最終的には、自分が本当はどのような人なのか、頭の中で明確に整理できる状態を目指します。この段階では、長所と短所の両方を振り返ってみましょう。不安や恐れを冷静に分析し、手放す方法を考えることも大切です。望む結果を得るには、まず一人でじっくり取り組むとよいでしょう。
自分を許し、受け入れること
誰でも失敗しますが、いつまでも引きずるとは限りません。自分を尊重できる人は、状況を分析して学びを得たら、前へ進みます。自分を許すことができ、必要以上に自分を責めません。同じ姿勢を目指しましょう。間違った行動を取ったと気づいても、失敗は誰にでもあると受け止めます。そこから学び、前へ進んでください。
自分を悪く言わないこと
自分を悪く考えたり、否定的に語ったりするのはやめましょう。「できない」「もう年を取りすぎている」「考えるだけ無駄だ」といった言葉は、失敗や希望がかなわない主な原因です。そう決めつける前に、まずは挑戦してみることが大切です。自分を悪く言い続けると、周りから侮辱されたり、見下されたりすることを許しやすくなります。
自分の境界線を守ること
自分の境界線を決め、周りに伝えられるのは自分だけです。そうすることで、何を受け入れられ、何を受け入れられないかが相手に伝わります。休日に同僚から仕事の電話がかかってきた場合、境界線を守る方法は2つあります。電話に出ないか、電話に出て休日だとはっきり伝えるかです。それを続ければ、周りは境界線を理解し、行き過ぎた要求を控えるようになります。
自分の価値観に従うこと
誰にも踏みにじらせてはいけない、自分なりの信念やルールがあっても構いません。世間には「23歳までに結婚して子どもを持つべきだ」という考え方もあります。しかし、そうしたいと思わないなら、世間の意見に流される必要はありません。自分が望む生き方を選び、それに罪悪感を抱かないでください。ほかの大切な問題についても同じです。
新しいことを学ぶ姿勢
立ち止まらず、成長を目指しましょう。それによって、自分の新しい一面を発見できます。新しく興味深い出会いも増えるでしょう。周りからも魅力のある人だと思われるようになります。そのために、図書館で本を読み続ける必要はありません。ダンスや外国語、手芸、趣味のサークルなど、選択肢はさまざまです。
内面は、外の世界との関わり方に表れます。自分への接し方は、周りとの関係にも影響します。かけがえのない存在であることを忘れず、そのこと自体を大切にしてください。